インフレが年率1.5%で35年連続すると物価は68.4%上昇する

インフレが持続的に発生するとどの程度のインパンクトがあるかを知らない・見ようとしない人が多いように思います。

これから20年、30年と健康に生きるとして予算はインフレ率の積算に影響を受けます。

では幾ら必要かという話で試算すると、以下のような数字になります。
年金を除いて、現在46歳の人が80歳まで(たまに言われる)文化的水準の予算で生きると2億ちょい必要です。
100までだと4億になります・・・ 半分の予算なら半分になります。

人によって異なる部分もありますから、数字のお遊びとも言えます。

しかし、セミリタ村を徘徊すると他人事ながら無謀だと感じるものが散見されます。

現実逃避そして勢いなどでリタイアしようとされる場合には十分注意した方がいいのではないかと感じています。 

そして継続的に年間5%の運用益を出すというのは不可能だと思います。 
将来の生活コストを見極めて現実的なコストを身につけて行くことは重要です。

条件:
(変更可能点)生活費は夫婦2人の概ね文化的水準という費用を想定
60歳で年金積立や車等の費用が減る

退職後の2年間程度は、住民税や健康保険など追加費用を200万ずつ織り込み

(変更可能点)資産運用の利益は含めない
インフレ率:1.5%のインフレが持続的に発生する
(変更可能点)年金は含めない

2021年から消費税増税は15%程度にしています。

考察:
年間予算額を減らすことで必要費用は変わります。

節約型というか年金と相談して減らすのが良いでしょう。

運用をしないと、どんな人もダメでしょう。

70歳が年金支給開始年齢になる可能性があります。

おそらく年金支給額が減ります。(マクロスライド等)

 
    年齢 想定
インフレ率
Year 予算額 インフレ反映
必要額
累積必要額
2015 5,333,988.3 46 46 1.000 ¥5,333,988 ¥5,333,988
2016 7,489,988.3 47 47 1.015 ¥7,602,338 ¥12,936,326
2017 7,489,988.3 48 48 1.030 ¥7,716,373 ¥20,652,699
2018 5,333,988.3 49 49 1.046 ¥5,577,636 ¥26,230,336
2019 5,333,988.3 50 50 1.061 ¥5,661,301 ¥31,891,636
2020 5,333,988.3 51 51 1.077 ¥5,746,220 ¥37,637,857
2021 5,518,283.2 52 52 1.093 ¥6,033,930 ¥43,671,786
2022 5,518,283.2 53 53 1.110 ¥6,124,439 ¥49,796,225
2023 5,518,283.2 54 54 1.126 ¥6,216,305 ¥56,012,530
2024 5,518,283.2 55 55 1.143 ¥6,309,550 ¥62,322,079
2025 5,518,283.2 56 56 1.161 ¥6,404,193 ¥68,726,272
2026 5,518,283.2 57 57 1.178 ¥6,500,256 ¥75,226,528
2027 5,518,283.2 58 58 1.196 ¥6,597,760 ¥81,824,288
2028 5,518,283.2 59 59 1.214 ¥6,696,726 ¥88,521,014
2029 4,419,078.1 60 60 1.232 ¥5,443,225 ¥93,964,239
2030 4,419,078.1 61 61 1.250 ¥5,524,873 ¥99,489,112
2031 4,419,078.1 62 62 1.269 ¥5,607,746 ¥105,096,858
2032 4,419,078.1 63 63 1.288 ¥5,691,862 ¥110,788,720
2033 4,419,078.1 64 64 1.307 ¥5,777,240 ¥116,565,961
2034 4,419,078.1 65 65 1.327 ¥5,863,899 ¥122,429,860
2035 4,419,078.1 66 66 1.347 ¥5,951,857 ¥128,381,717
2036 4,419,078.1 67 67 1.367 ¥6,041,135 ¥134,422,852
2037 4,419,078.1 68 68 1.388 ¥6,131,752 ¥140,554,605
2038 4,419,078.1 69 69 1.408 ¥6,223,729 ¥146,778,333
2039 4,419,078.1 70 70 1.430 ¥6,317,085 ¥153,095,418
2040 4,419,078.1 71 71 1.451 ¥6,411,841 ¥159,507,259
2041 4,419,078.1 72 72 1.473 ¥6,508,018 ¥166,015,277
2042 4,419,078.1 73 73 1.495 ¥6,605,639 ¥172,620,916
2043 4,419,078.1 74 74 1.517 ¥6,704,723 ¥179,325,639
2044 4,419,078.1 75 75 1.540 ¥6,805,294 ¥186,130,933
2045 4,419,078.1 76 76 1.563 ¥6,907,374 ¥193,038,307
2046 4,419,078.1 77 77 1.587 ¥7,010,984 ¥200,049,291
2047 4,419,078.1 78 78 1.610 ¥7,116,149 ¥207,165,440
2048 4,419,078.1 79 79 1.634 ¥7,222,891 ¥214,388,331
2049 4,419,078.1 80 80 1.659 ¥7,331,235 ¥221,719,566
2050 4,419,078.1 81 81 1.684 ¥7,441,203 ¥229,160,769
2051 4,419,078.1 82 82 1.709 ¥7,552,821 ¥236,713,590
2052 4,419,078.1 83 83 1.735 ¥7,666,113 ¥244,379,703
2053 4,419,078.1 84 84 1.761 ¥7,781,105 ¥252,160,808
2054 4,419,078.1 85 85 1.787 ¥7,897,822 ¥260,058,630
2055 4,419,078.1 86 86 1.814 ¥8,016,289 ¥268,074,919
2056 4,419,078.1 87 87 1.841 ¥8,136,533 ¥276,211,453
2057 4,419,078.1 88 88 1.869 ¥8,258,581 ¥284,470,034
2058 4,419,078.1 89 89 1.897 ¥8,382,460 ¥292,852,494
2059 4,419,078.1 90 90 1.925 ¥8,508,197 ¥301,360,691
2060 4,419,078.1 91 91 1.954 ¥8,635,820 ¥309,996,511
2061 4,419,078.1 92 92 1.984 ¥8,765,357 ¥318,761,868
2062 4,419,078.1 93 93 2.013 ¥8,896,838 ¥327,658,706
2063 4,419,078.1 94 94 2.043 ¥9,030,290 ¥336,688,996
2064 4,419,078.1 95 95 2.074 ¥9,165,744 ¥345,854,740
2065 4,419,078.1 96 96 2.105 ¥9,303,231 ¥355,157,971
2066 4,419,078.1 97 97 2.137 ¥9,442,779 ¥364,600,750
2067 4,419,078.1 98 98 2.169 ¥9,584,421 ¥374,185,171
2068 4,419,078.1 99 99 2.201 ¥9,728,187 ¥383,913,358
2069 4,419,078.1 100 100 2.234 ¥9,874,110 ¥393,787,468


私自身も会社員生活の最後の方はこれ以上しがみつく理由がないようにも思いましたので、現実逃避という側面があることは否めない部分もあります。

しかし、家族(妻とネコたち)に対する責任感を捨て自分勝手な選択をした訳ではありません。
計算し準備し分析し合意を得て決断した内容です。

補完的に仕事をしたり、資産運用をしてというセミリタイアは不足する金額と時間のバランスを取れる一つの形なのでしょうが、持続可能な形を十分に検討されるのが良いかと思います。

想定寿命に対して積立られるであろう資産と想定したインフレ率を加味した生活コストでの消費を身につけていくことが重要です。
このバランスが取れない人が単なる妄想を実行に移すことのない事を祈るばかりです。


にほんブログ村 その他生活ブログ 人生設計へ
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

毎年都合のいい運用成績は出せないですもねえ、悩ましいです。
インフレはほんと備えないといけないですね。
しかしあまり厳しく計算すると60歳まで働くことになってしまうので、なかなか難しいです。。。

Re: No title

招き猫の右手さん、コメントありがとうございます。

> 毎年都合のいい運用成績は出せないですもねえ、悩ましいです。
> インフレはほんと備えないといけないですね。
> しかしあまり厳しく計算すると60歳まで働くことになってしまうので、なかなか難しいです。。。

足りない可能性があることを知っている人はきっと大丈夫だと思います。
私も足りない可能性はゼロではないことを認識しています。
しかし、日本が1.5%でインフレになるならば運用を前提に入れてるので逆に確実に問題は無いでしょうね。

No title

計算ありがとうございます^^
私の場合は、もうすぐ56歳なので。
この表の年齢に10歳加えるような状況です。

夫婦二人とも厚生年金で、70歳への受給繰下げを考えているので、年金額の劇的な減額がない限り、年金だけで生活ができるはずなんですが。どうなることか。
この表を利用させていただくと、
70歳の年金受給開始までで夫婦で1億円必要で、90歳までに2億円必要ということになります。

私はセミリタイヤで60歳まで働き、妻は65歳(この時私は70歳で年金受給開始)までは働きたいようなので、さらに必要資金が少なくなるはず。
計算上は、なんとか余裕を持って、大手を振ってリタイヤできるはずなんだけど。

未来は、予測不可能なので、さらに貯蓄を増やし、アセットアロケーションを考えて、地理的時間的分散していかないといけないとは思っています。

Re: No title

いろいろでセカンドライフさん、コメントありがとうございます。

セミリタ村の半分以上は無謀な無職願望に思えて、どのくらいの資産が必要なのかを表にしてみました。

> 計算ありがとうございます^^
> 私の場合は、もうすぐ56歳なので。
> この表の年齢に10歳加えるような状況です。
>
> 夫婦二人とも厚生年金で、70歳への受給繰下げを考えているので、年金額の劇的な減額がない限り、年金だけで生活ができるはずなんですが。どうなることか。
> この表を利用させていただくと、
> 70歳の年金受給開始までで夫婦で1億円必要で、90歳までに2億円必要ということになります。

60歳までの支出が月額44万円相応、60歳以降は月額36万円相応となっており、その額よりも安く生活すると減りますので、すこし余裕のある数値がベースにはなっています。


> 私はセミリタイヤで60歳まで働き、妻は65歳(この時私は70歳で年金受給開始)までは働きたいようなので、さらに必要資金が少なくなるはず。
> 計算上は、なんとか余裕を持って、大手を振ってリタイヤできるはずなんだけど。
>
> 未来は、予測不可能なので、さらに貯蓄を増やし、アセットアロケーションを考えて、地理的時間的分散していかないといけないとは思っています。

日銀は2%安定まで緩和を続けるという目標を置いてしまってますので、消費税増税もあると株価下落と物価低迷がセットになるでしょうし・・・いつまで続けるのかわからないですが、運用はどちらにしても必要でしょうね。現在1.5%を目標に運用をしています。
プロフィール

Colorless Freedom

Author:Colorless Freedom
守るものには最大限の保護と愛情を注ぐが、危害や迷惑をかけられる可能性のあるものには無慈悲 & アーリーリタイアー
職業:ネコの下僕 

Felixキャットフードは日本でも発売され始めました。うちのムスメに老猫用を食べさせています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
カウンター