今の70歳は40%の確率で90歳を超える! 消費税は25%くらいかなぁ

消費税を上げると社会保障は賄うことが出来るのか?

消費増税(10%へ)は、3~5兆円の税収のために消費税を上げるというお話です。
軽減税率の導入という日和見オプションもついているので、実際には3兆円程度の効果でしょうか。
軽減税率の導入も意味のない行動です。
税率上げるという意味を薄めてしまうので、公明党が政党交付金や議員給与を受け取らないで献金で集めて寄付してくれるならいいのですが、そんなことも無く「成果」と言いたいだけの迷惑な行動です。


財務省:税目別の税収の推移
  • 税収は、景気の動向や税制改正といった影響により変動しています。
  • 所得税、法人税の税収は景気動向に左右されやすい一方、消費税(5%)の税収は10兆円前後で推移しており、比較的安定しています。

31兆9,738億円の社会保障関係費は17兆円程度の消費税では賄えていません。
税率2%上げても不足しているのです。全部賄える規模にするには、最低でも16%の税率が必要です


何で増税が必要という議論になるのか、増税の目的と目的の正当性・健全性を併せて検討して欲しいものです。

消費税の延期については経済的影響も含めて正解でしょう。実効性がないのは分かっているから延期するわけですし、増税延期の影響ということで(元々足りないのは置いておいて)、社会保障制度の見直し検討と言う大義名分を得ることは価値があると思います。
大半の人は増税ふざけるな、社会保障削減ふざけるな、と脊髄反射するだけの人ですからね。




社会保障費の支出動向はどうなっているのか?


一般会計は医療福祉・年金で27兆円の支出予定である。
(この外側に年金特別会計とか色々あって総額100兆位)

社会保障関係費という分類(財務省資料)では、31兆9,738億円 
2年前の予算と比較して1.5兆円の支出増(年率2.4%)である(診療報酬改定を行っても)。

医療費を年齢層別で見ると

年齢階級別一人当たり医療費(平成25年度)
70~74歳:61万9千円/年
75~79歳:77万7千円/年
80~84歳:92万2千円/年
85~89歳:102万6千円/年
90~94歳:109万3千円/年
95~99歳:116万8千円/年
出典: 厚労省 医療保険に関する基礎資料の棒グラフから拾ってきました
いろいろでセカンドライフさん・・・これ表になってないんですね。



社会保障費のドライバーとなる寿命はどうなっているのか?

今の70歳は40%の確率で90歳を超える!

推移525

このデータの元は、総務省統計局である。






5年くらい前と比較するとその年齢層の人口はどれくらい増えてるのか?

年齢別人口増加率 (この値も総務省のデータからのFACTです)
推移525

この表の見方は、年金受給世代人口が落ち着いてきているというのではなく・・・
10年前と比較して110%x111% = 20%程度は増えていっているってことは
社会保障支出が今よりざっくり20%は増えるんだねと読みます。






基礎的財政収支はあと5兆円の差異で何とかなるというところまで来ているのか?

答え:来てません。

2020年までに基礎的財政収支の黒字化という目標があるそうですが無理ですね。
GDP600兆円なら、プライマリーバランスも何とかなるかもしれないですけど(要支出削減)。

消費税率16%にしても社会保障関連支出の伸びまではカバー出来ません。伸びまで入れれば20%超えの税率も必要になるでしょう。

今がとても良い時期なのです・・・
日銀の量的緩和(国債買い入れ)によって日本の実質負債額は減り続けています。低金利~マイナス金利となっていますから償却期間の短いものからどんどん金利負担が減って行っています。




日銀の量的緩和をしている今が色々なことを見直すチャンスを与えてくれています

消費税2%で4~5兆円として、日銀の年間買い入れは80兆円になり2%消費税増税換算で16~20年分になります。
いつかは返済しなければいけないものでしょ?と思ってる人も多いと思いますが、日銀は満期償還が来ても買い換えするでしょう、追加ではない買い換えです。買い換えしないと金利リスクが顕在化してしまいますし、銀行のIFRSで減損会計処理、IRRBBでのTier1資本増強などに波及する可能性も出てきます(倒産などになればシステミックリスクになります)。量的緩和の終了(出口)ということと満期償還したら買い直さないというのはイコールの行動ではないのです。
金利リスクは日本の国債に対する利払いに直接効いてきます。低金利(マイナス)且つ日銀が抱え込んでいる今だからこそ、役人も議員も自分達の利益の持続可能性と同じくらい国の財政に関しても持続可能性を十分に考えて対応して欲しいものです。

ずっと緩和(追加購入)してる訳にもいかず、流動性の限界がくる前にある程度のバランスのとれた状況を用意する必要があります。
国債の流動性がどの程度余力があるのかまでは調べていません。満期償還年限の短いものがあるのでその規模では確保される可能性はあります。

いずれにしても、実質債務の減少という環境は利用すべきタイミングです



バランスを取るためには現状変更を伴います


年金保険料も健康保険料も介護保険料も後期高齢者支援金も所得税等も下の世代から搾取しているのです、国民健康保険は昭和33年頃には5割負担でした。

これまでの日本を作ってきた世代だと言う人もいますが、社会保障支出を増大させる未来に向けては日本を壊していこうとしている世代です。


年金と医療費が代表的な支出項目です。最低でも以下の2点の見直しは急務でしょう。政治にお金が掛かり過ぎることや無駄遣い(復興予算の流用とか色々分かりやすいものもたくさんあります)を精査できる財務省と会計監査院の見直しも併せて必要なことであることは言うまでもありません。

医療費関係:
  • 医療費の自己負担率の引き上げ
  • 健康保険税の値上げ(嫌だけど多分気が付かれない)
  • 後期高齢者の負担上限の撤廃
年金関係:
  • 年金保険料納入に関する各種免除の廃止。 納入猶予だけ
  • マイナンバーで個人・世帯資産把握しての免除(猶予)制度見直し
  • 年金保険料の値上げ(あんまり気が付かれない)
  • 3号の廃止
社会保障や医療費関係の変更を行うと医療関連(病院・医薬品・サービス)などの業界が影響を受けますからその影響は多少なりとも出ることでしょうが、サービスとして優秀なものは残ることになるでしょう、自然な形です。


法の濫用はやめましょう


色々な政治団体や任意団体などが、簡単に社会保障で保護しろとか言ってた気もするけど、そんなのは無視して使い方を変えることと削減をしないと本当にダメになります。改正確定拠出年金法も成立したし、年金制度も考え直して、DCももっと活用させるとか・・・

なお年金保険料を払わないで年金制度に文句を言うのは無駄支出を推進する官僚と同じです。

年金保険料の納付は義務です、見掛け上の収入が少ないから払わない(免除申請する)という行為は法の濫用です。
ナマポ最強とか言っちゃう人と同じです。

マイナンバーは情報収集には色々便利ですから生活設計を早めに見直しましょう。金庫とか買って箪笥預金でもすれば隠せるかもしれないですけどね。

この種の人は、制度濫用プロ年金受給希望者とでもいうのかな。


現状の一般会計と特別会計の収支内容および仕組みの中で、この人口構成と支出動向からは持続可能性は見えてきません。


保険料や保険税などを上げる方が多分先になりそうだよな。
受益者負担の原則が優先されることを期待します。


最近、長いのばかりだな。
お付き合いありがとうございます。
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No title

高齢者人口、
85~89では1.32×1.26=1.66、
90歳以上では1.26×1.26=1.58、驚異です。

老後考えるとき、平均寿命を目安にしている人多いけど、2~4割の人が生き残る寿命を目安にするのが妥当じゃないかと思うんです。
これで、10年さらに生きなきゃならなくなります。
まさに、長生きは個人にとっても社会にとっても強烈なリスクです、認知症のうえ長生きですから、社会資本の消滅ですね。

あと、年齢階層別人口見ると、40代にもうひとつにピークがあります。
これもきつい。

国債買い入れ、現状では
ほぼ100%が日銀買い入れ、
国債発行額と日銀保有比率では短期ほど日銀保有が高く、2年債は5割以上が日銀保有。
日本では1968年5月から、60年償還ルールが適応されているけど、これどうなるんだろ。

生命倫理はすべてに優先なんて言ってると、倫理なんて夢想と思える社会がすぐそこにやってきています。

Re: No title

いろいろでセカンドライフさん、
勝手にリンク貼っちゃっいました・・・まずはお詫びを申し上げます。
(ほとんど訪問者もいませんがw)
消して!ということであればコメント頂ければと思います。

内容の方ですが、2%あげたら大丈夫っていうシナリオでは無いという点について分かっていても考えようとしなかったり、まともに考えている人がいなそうで怖いです。
政府は法改正を必要としない範囲で保険料などの徴収規模とシステムをいじって誤魔化そうとするとは思いますが・・・
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Colorless Freedom

Author:Colorless Freedom
守るものには最大限の保護と愛情を注ぐが、危害や迷惑をかけられる可能性のあるものには無慈悲 & アーリーリタイアー
職業:ネコの下僕 

Felixキャットフードは日本でも発売され始めました。うちのムスメに老猫用を食べさせています。

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