AIに関する誤った認識は持たないで欲しい、ワトソンは鉄腕アトムやドラえもんではないが活用すべき技術である

AI(Artificial Intelligence)ということが言われて久しい中で様々な技術などが実用に近くなってきている。
昨晩のNHKのNEWSで取り上げられた医療へのAIの貢献というのがあった。

ヘッドラインだけを見て様々なコメントがFBやYahooなどに上がっているのを見ると、誤解が大きすぎると感じられ、更に専門家気取りで変なコメントをしている人や、人工知能による判断の責任はどうなるのかなど不要な不安を煽るNHKのキャスターも居るようでしたので、正しい知識を持ってほしいと思うので、少し要点をまとめておきます。

課題:
「病名の診断は、現在、複数の医師が遺伝情報のデータと医学論文を突き合わせながら行っていますが、データが膨大なため必ずしも結論にたどり着けるかどうか分からない」

課題の原因:
全ての病気について解明されている訳ではない。効果的な治療法なども確立されたもの確立されていないものがある。

課題の一因:
医学情報(論文や特許など非定型な情報)が膨大且つ日進月歩で進んでいるものであり、知識の更新・向上が追いつけるわけではない。

これまでの情報活用での課題:
プログラムなどは人が作り込んでルール化したものであって、ルールベースなどでの効率化は図られたものもあるが、あくまでも人が情報を活用できる状態にすることに大きく関与せざるを得なかったため、IntelligenceではなくDataでしかなかった。

今回のケースの有効な点:
専門性をもった人間が判断する上での根拠となる情報を併せて提示してくれることで、人間の正しい判断を支援するという点で次に取るべきアクションに関しての正しさやアクションの正しい可能性を高めることができる。

先進性と効果:
論文や特許情報という非定型データを読み込んで、ラーニングによって構築・体系化した知としてまとめあげ、専門家の判断の迅速性と確実性を上げることができること

今後の課題:
使う側が提示された根拠となる情報に対する理解を出来る必要がある。判断に要するエネルギーの量について人間は数カロリーでできる内容でも機械はその数万倍を要することも将来の課題である。

まとめ:
全知全能のような仕組みと勘違いせず恐れず使うことが期待される。何年か前に発表されていたのですが、やっと陽の目を見たというところです。 

余談ではあるが、人類が無能な集団でしかなくなった場合、この根拠となる情報を判断できなくなってそれを機械(AI)側にゆだねてしまうと言う事態にならないように、人は知識と経験と語学力を積み上げていくことが必要である。


なお、お前は専門家なのか?という疑問のある方も居るかもしれないですけど、私はアーリーリタイアーですw

にほんブログ村 その他生活ブログ 人生設計へ
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

以前は、人工知能やロボット関係の研究者等だったんですか?

10年前の話になっちゃいますけどw

> 以前は、人工知能やロボット関係の研究者等だったんですか?

研究者という肩書では無かったですが、とある仕事の将来発展形として、人間の判断基準と周辺情報の蓄積・リンクおよびその再利用について検討していました(Decision Rationale Managementと言うのが近い領域になります)。再利用といっても様々な周辺状況の進化発展ブレイクスルーによって制約条件や判断基準を覆すこともあることを踏まえて如何に人間のアイデアを捕捉して再利用するかという話で、色々と仕掛けようとしてました。
その当時もルールベースとの違いが分かる人も少なかったですし、今でも確定的な情報からの活用でしかないのですけど。そのうちそんなAIも出てくると思ってます。
プロフィール

Colorless Freedom

Author:Colorless Freedom
守るものには最大限の保護と愛情を注ぐが、危害や迷惑をかけられる可能性のあるものには無慈悲 & アーリーリタイアー
職業:ネコの下僕 

Felixキャットフードは日本でも発売され始めました。うちのムスメに老猫用を食べさせています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
カウンター