資産に応じた社会保障負担の動きが見えないが気になることなど

昨年の年末頃に話題となった「資産に応じた医療負担、16年末までに結論:ロイター」という話がまったく聞こえてこない。

これはひとつのマイナンバー利用方法だろうから、同様の手法で何がありそうなのか?

医療負担と書いてあるが、記事には高所得者の老齢基礎年金支給停止なんていうのもこっそり書いてあるんだけど具体的じゃなくて不安だw (分離課税だとしてもマイナンバーで捕捉されるんだよね・・・)

ざっとしか見渡してないが、経済財政諮問会議の議題にもなっていないようだ。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2016/index.html


議論の形跡はないが、2017年の法改正を目指すとロイターの記事には書いてある。
来年の法改正とかの議論にならない理由は以下に引用した財務省の資料にも書いてあるように2~3年くらい我慢してから決めるということなのだろうか?

金融資産等の保有状況を考慮に入れた負担の仕組みについて、マイナンバーに関しては、2015年9月に預金口座への任意付番を可能とする改正法が公布され、付番開始後3年を目途に、預金口座に対する付番状況等を踏まえ、必要と認められるときは、国民の理解を得つつ、所要の措置を講じることとされている。こうした状況を踏まえ、マイナンバーを活用して負担能力を判定するための具体的な制度設計については、預金付番に係る見直しの検討と併せて、実施上の課題を整理し、具体化の方策を取りまとめるべきである。


引用 財務省まとめ資料 : 
平成28年度の予算の編成等に関する建議 > 財政健全化に向けた取組みと28年度予算編成 > 社会保障 > 負担能力に応じた公平な負担


資産運用を行ったり資産形成をしたもの・行っている者にとって重要な資産ベースの課税や負担増に関するものはどのようになるのか、引き続き注視していきたい。

資産作ったら負けというのは無しにしないと・・・
ダメだと思うぞ、財務省!


3年経ったら忘れそうなんだけど・・・予約文書でも作っておこうかな。



負担の公平性や収入に応じた変更対応の一部

上記の部分引用の中だけではなく以下のリンクでは細かな指針が掛かれており、実際に適用が進んでいることから見ても課税・保険税負担の変更などの方針要点が分かる。

財務省まとめ資料:平成28年度の予算の編成等に関する建議 > 財政健全化に向けた取組みと28年度予算編成 > 社会保障 > 負担能力に応じた公平な負担

資料Ⅱ-2-15、16参照〕〔資料Ⅱ-2-16、17参照〕〔資料Ⅱ-2-18、19参照〕〔資料Ⅱ-2-20参照

ざっくり概要
70歳代の負担上限の変更
従来型の収入依存(住民税負担有り無し)での負担公平化や上限金額の変更を実施(簡単に言うと優遇されてきた世代などで負担増になる人がでる)。
後期高齢者じゃなくても70歳以上で12,000円の外来医療負担上限だったものを69歳以下と同じように57,600円に上げるなど(段階的な扱いがあったのがそもそもおかしいんだけどね)。
75歳以上の後期高齢者医療保険では8,000円や12,000円など外来負担上限は変わらない、安いよね安すぎる(現役世代は後期高齢者支援金も払ってます)。

老人の医療費負担の変更
月額44,400円の入院負担上限(医療費など)が、57,600円になるなどもありますが、入院で医療費は払うけど世話と食費は全部賄えてしまい、その他雑費が載るくらいのものです。その他収入に応じて変わりますので確認しましょう(老人は見ないだろうけどw)。


ちなみに、「現役並み所得」は、公的年金等控除等を差し引いた課税所得で判定されており、収入ベースでは夫婦2人世帯で年間収入520万円以上ですので、脊髄反射しないようにしましょうw

あと、老齢の扶養家族を持つ場合には少し負担が増える人がいます。社会保険料控除は増えますから、所得税・住民税は減る部分もありますし、決まった分を払うだけなので我慢しましょう。
社会保障改革としては、掛かり付け医の議論も含まれていたようだが、2017年に法改正しそうなのかな、これは資産には関係ないけどね。

個人の主観:
負担の公平性や受益者負担の原則を強化しない限り、人口統計的な軋轢からの持続性が難しいとも思っているので、収入依存の改訂は良いことだと思っている。

Flowを捕まえて対応するのはいいけど、Stockはいじらないでほしい。

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No title

>Flowを捕まえて対応するのはいいけど、Stockはいじらないでほしい

これはまさにその通りです。
節約して資産作っても、意味が無くなります。

さらに、資産として預貯金や有価証券を計算しますが、住居や不動産はどうなるんでしょうね。
不動産を考えないと、大きな片手落ちだと思うんですよね。
不動産考えないなら、マイホームとして、資産価値の高い不動産買って資産圧縮も選択肢になりますから。

Re: No title

いろいろでセカンドライフさん、

頭を整理しつつ書いてみているのですが、ちょっと発散気味なのでご容赦ください。

そもそも金融資産課税が公平にできるのか?

金融資産を持っていて不動産を持っている人でも負債(住宅ローン、車ローン、奨学金返済)を抱えている人が居ると思いますので、負債側をすべて認識できないままで金融資産課税を適用しても払うキャッシュがあることと同義ではない。

更に、家を持たずに家賃を金融資産として積んでいるケースでは、それをベースに各種税負担増にされてしまうと衣食住の住が脅かされることになります。


マイナンバーで金融資産は分かりますし、固定資産税支払いと紐づけることは可能だと思います。

ご指摘の不動産を資産としてとらえるという点では相続税が最も近い考え方だと思います。
路線価基準とのギャップを利用したタワーマンション購入節税や負債との相殺をするアパート経営などで見かけ上の資産圧縮などへの課税強化対応は、現行税制の路線価基準を変えたり、負債の相続を認めないという極端な相続税制変更になってしまうのでハードルが高いと考えられる。

そして不動産の相続では、相続登記を実施する期限規定はないため放置可能なので、誰のモノか持分も分からないということも可能ですから不動産を対象に抜け漏れのない形で徴収をするというのは難しい事実もあります。

3年もありますから変わることもあるのかもしれないですが、「金持ち優遇」の改善とか扇動して実施するにしても
現状では資産ベースの各種負担増は金融資産になりそうかなと言うのが感想です。

いずれにしても、金融資産ベースの課税強化・負担強化とかやらないでね!というのは変わらぬ思いですね。

No title

>Flowを捕まえて対応するのはいいけど、Stockはいじらないでほしい

FLOWに対する課税なら2重にはならないのでいいのですが、
Stockに課税するということは、ルール通りに税金を納めて
受け取ったお金に対して、もう一度課税するということなので
かなり不公平感は強くなりますよね。

Re: No title

freeflyfisherさん、

二重課税も指摘される問題点ですね。 

「金持ち優遇」という騒ぎ方が怖いですね。
マイナンバーの使い方がだんだんと分からなくなってきましたが、
資産を持つ側として、様々なリスクとしては認識しておく必要があるかなと思います。
プロフィール

Colorless Freedom

Author:Colorless Freedom
守るものには最大限の保護と愛情を注ぐが、危害や迷惑をかけられる可能性のあるものには無慈悲 & アーリーリタイアー
職業:ネコの下僕 

Felixキャットフードは日本でも発売され始めました。うちのムスメに老猫用を食べさせています。

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