在来種と環境への影響というミクロな視点の課題認識に関する違和感

中国産スズメバチが九州に侵入 在来種、環境を守りながら繰り広げる攻防戦

という記事がYahooであった。





ミクロな視点で考えているために課題認識が間違っている例だとわたしは考えています。

問題点:
中国原産のツマアカスズメバチが対馬から九州に広がっていることが確認されています。
強力な繁殖力と攻撃性からミツバチの営巣放棄や人への被害などで問題になることが推察されている。

現在の対策案:
「昆虫成長制御剤(IGR: Insect Growth Regulator)」で肉食昆虫で幼虫のためにエサを集めて与える特性を利用して成長・増殖を阻害する。

試用する薬剤の特性:
哺乳類や鳥類が間違って食べても影響が出ない薬剤で、昆虫の表皮を形成するキチンの生合成に関与する酵素を阻害することで、昆虫の脱皮を阻害して死に至らしめるというもの。

実験検証結果:
IGR剤入りの餌(タンパク質ベイト)を持ち帰った巣では、働き蜂や、新女王、オスの生産が著しく抑制されることが示されました。

かなり有効な方法だと実験結果が示している!

課題:
在来のスズメバチに対する影響です。在来のスズメバチ類もタンパク質を好むため、薬剤入りベイトに誘引されて、巣に持ち帰ってしまう恐れがあります。

この課題認識が間違っていると考えています。
ミクロな視点ではその区域での他の同様の生態を持つ生物への影響は大きいと見えるかもしれない。

在来種への影響を懸念しているが、
在来種は国内(島国)の限定された隣接地域から容易に入ってこれるのではないか?

在来種を根こそぎ駆逐してしまうというのは日本全土をカバーするということである、外来種の入り込んだ地域を重点的に対策することで基本的な駆除行為ができる。その上で更に女王蜂を狙って駆除すればいい。対策が遅れて繁殖地域が広がれば広がるほど対策は不可能になってしまう。それこそ同種の生態の昆虫の根絶か諦めるかである。

課題が本当に課題であるのかをきちんと考えることを研究者には期待したい。

ミクロな視点では課題や影響があってもマクロな視点では問題にならない例ではないだろうか。

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No title

ツマアカスズメバチ、九州本土にも上陸しましたね^^;

ヨーロッパでは、ツマアカスズメバチに対抗する、スズメバチがいないので、急激に生息域の拡大が続いています。
韓国では、都市部を中心に広がってるようですね。

島で侵入を食い止められれば良かったのですけど、無理でした。
ゆっくり生息域拡大をするんでしょう。

ヨーロッパにおいては、養蜂に対しての脅威度合いはあまり高くないようです。これは、ミツバチの巣に対する、捕食行動が日本産スズメバチと異なるためかもしれません。

Re: No title

いろいろでセカンドライフさん、

マクロな視点で考えて積極策を選ぶことができるかで大分違うように思うんですけど、拡大を止めることは難しいのでしょうね。

> ヨーロッパにおいては、養蜂に対しての脅威度合いはあまり高くないようです。これは、ミツバチの巣に対する、捕食行動が日本産スズメバチと異なるためかもしれません。

そうなんですか。そこに差異があるならそれも対策になりえるのでしょうね。
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Colorless Freedom

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